ブログやホームページなどのWEB集客において、Googleをはじめとした検索エンジンの順位を上げるSEO対策は必要不可欠。
需要の高い検索ワードでSEO上位表示ができれば、企業のWEBマーケティングはもちろん、アフィリエイトでも大きな成果を上げることが可能です。
収益化できるWEBサイトやブログを作るためには、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングが重要で、 コンテンツSEOとは見込み客が検索しそうな情報をコンテンツにして検索エンジンで上位表示させるためのSEO対策、 コンテンツマーケティングとはコンテンツにアクセスを集めてコンバージョン(購入やお問い合わせ、資料請求など)させるまでが目的です。
- 【コンテンツSEO】
→ 検索エンジン上位表示させてアクセス数を上げること - 【コンテンツマーケティング】
→ アクセス数UPからコンバージョンまでの施策
今回、このコンテンツSEOを成功させる、つまりホームページやブログなどのGoogle検索順位を上げる方法(コンテンツSEO)について、 効果的なキーワードの探し方と選び方のコツをご紹介します。
ここで紹介するキーワード選定方法を実践すれば初心者でも収益性のあるキーワードでSEO上位表示するのは十分可能ですので、ぜひお試しください。
成果を出すためのキーワード選定方法の結論のみを知りたい方はSEOキーワード選定方法のまとめをご覧ください。
検索ボリュームのあるキーワードを選定
コンテンツSEOを成功させるためには、ただ闇雲に書きたいコンテンツを書いていけばいいわけではありません。
既に大量の被リンクがある大企業のホームページや知名度の高いメディアでもない限り、個人の初心者ブロガーはもちろん今まで放置状態だった中小企業のホームページなどでは、収益性のあるキーワードでSEO上位表示するなんてことはまず無理でしょう。
まだWEBサイトが弱い個人ブロガーや中小企業がコンテンツSEOで最短で成果を出すためには、コンテンツを書く前にどんなキーワードに需要があるのか検索ボリュームを事前にリサーチする必要があります。
Googleの検索ボリュームの調べ方は、Googleの
キーワードプランナーを使うと便利です。使い方については後述します。
そして、検索ボリュームの多いキーワードをコンテンツのテーマとして、コンテンツタイトル(HTMLソースのtitleタグ)や見出し(HTMLソースのhタグ)、本文などに入れて執筆していくことで、効率的にアクセスを集めることができます。
見出しには「共起語」や「サジェスト」を入れる
コンテンツの各見出しには「共起語」を入れていくとユーザーのニーズに応えるコンテンツとしてまとまりやすくなります。
「共起語」とは、選定したキーワードと同時に頻繁に出現するキーワードのことです。
例えば、「SEO」の共起語を調べると「対策」や「キーワード」、「ツール」などといったキーワードが出てきます。
これは、キーワード「SEO」で検索して上位表示している競合サイトがコンテンツに「対策」や「キーワード」といった内容を使っていることが多いということです。
つまり、共起語は競合サイトがユーザーのニーズに応えているコンテンツ内容なのです。
似たような言葉で「サジェスト」というものがありますが、「共起語」はコンテンツ内に同時に出現するキーワードなのに対し、「サジェスト」は一緒に検索されやすい複合ワードのことです。
例えば、「SEO」のサジェストキーワードは「SEO対策とは」や「SEO対策 自分で」、「SEO会社」などがあります。
メインテーマに大きく外れなければ、サジェストキーワードを見出しに入れてもいいのですが、サジェストキーワードをメインテーマとしてコンテンツタイトルに、共起語やその他の関連するサジェストを見出しに選定していくことで、よりユーザーのニーズに応えられる分かりやすいコンテンツが制作できるため、コンテンツSEOとしても効果的です。
共起語やサジェスト、検索需要の高いキーワードはGoogleのキーワードプランナー、もしくはラッコキーワードで無料で調べることができます。
ただし、検索ボリュームの多いキーワードや共起語を見出しや本文に使うのは効果的ですが、SEOを意識しすぎて変な文章になってしまうとユーザーに信頼されない上、読みにくくて離脱に繋がる可能性があるため、無理のない程度にキーワードを入れていきましょう。
見込み客率が高いキーワードを選定
コンテンツSEOで選定するキーワードは、ただ検索ボリュームが多ければいい、というわけではありません。
最終的に目的はコンバージョンというWEBサイトの場合は、アクセスだけ集まってもコンバージョンしなくては意味がありません。
コンテンツテーマやキーワード選定に検索ボリュームだけ見て決定していると、コンテンツSEO(アクセスを集めること)には成功してもコンバージョンには到りません。(→コンテンツマーケティングとしては失敗)
つまり、検索ボリュームがあるキーワードの中でも、見込み客が使っているキーワードを選定する必要があります。
例えば、コンテンツSEO代行の受注を取りたいIT企業が行うSEO対策で、選定するべきキーワードは、
- コンテンツseoとは(260/月間検索数)
- コンテンツseo やり方(10/月間検索数)
などではなく、
- コンテンツseo 外注(40/月間検索数)
- コンテンツ seo 会社(50/月間検索数)
などになります。
(※もちろん「コンテンツseoとは」、「コンテンツseo やり方」などにも潜在顧客は存在しますが対策の優先度は低いです。)
また、短期間でアクセスを集めるためには競合性も考慮する必要があり、キーワード選定の優先順位は下記のようになります。
見込み客率 > 競合性 > 検索ボリューム
コンテンツSEOでは、競合性が低く見込み客率が高いことを意識してキーワード選定すると、効率良く集客して成果につなげられるでしょう。
見込み客率という話でもう一点お伝えしたいことは、その商材の見込み客を集めるためにその商材の性能がどれだけ優れているかを説明することに一生懸命になり過ぎて、キーワードやコンテンツテーマも商材の性能関連のものばかり選定しているケースが非常に多いということです。
性能的なテーマもいいのですが、見込み客が欲しいのはその商材ではなく、その商材を使った「結果」ということを意識してテーマやキーワード選定ができていると、集客力が格段に上がります。
例えば、ミクロンレベルの超微細造形が可能な3Dプリンター(※数百万円する大型の機種のためターゲットは個人ではなく企業向け)を扱うメーカーの場合、
- 3Dプリンター 精度(390/月間検索数)
- 3Dプリンター 光造形 おすすめ(320/月間検索数)
などのキーワードでは、個人向けの安価な機種を検索するユーザーが圧倒的に多く、見込み客率が極端に低いことが予想できます。 今までのコンバージョン実績から自社3Dプリンターが医療業界でのマイクロ流体テバイスの作製に使われていることが分かっていたとすれば、
- マイクロ流路 作り方(70/月間検索数)
- マイクロ流体 デバイス 応用例(50/月間検索数)
- マイクロ流路 メーカー(30/月間検索数)
などといったキーワードを選定した方が、例え検索ボリュームは少なくても見込み客率が高くコンバージョンの貢献する可能性があります。
無料ツールでキーワードを選定する
見込み客率はキーワードを見ればある程度想定できますが、関連キーワードと検索ボリューム、競合性に関しては前述した Googleの キーワードプランナーや ラッコキーワード で調べることができます。
Googleキーワードプランナーの手順
キーワードプランナーで調べる手順は下記の通りです。
Google広告の管理画面からキーワードプランナーの画面を開き、「新しいキーワードを見つける」(➀)をクリックします。
すると、関連するキーワード一覧が表示され、キーワードごとの具体的な月間平均検索ボリューム数(※1)や競合性が確認できます。(➃)
(※1・・・広告アカウントに課金実績がないとおおよその数値しか表示されません。)
「月間平均検索ボリューム」ラベル(➄)をクリックすると、ボリュームの多い順に並び替えができます。
また、「表示項目」ボタン(➅)をクリックすることで、表示するデータをカスタマイズすれば「競合性(インデックス値)」(※競合性を数値化したデータ)<などを確認できます。
画面上部に表示されている「検索結果を拡張」(➆)のキーワードをクリックすると、さらにそれらの関連キーワードを追加して調べることができます。
ここで、検索ボリュームの高いキーワードの中から競合性の低いもの(※2)を選定すれば、SEO上位表示させやすい可能性があります。
(※2・・・ただし、キーワードプランナーの競合性はあくまで広告の競合性で、自然検索の競合性とは必ずしも一致しないのでSEO難易度の指標としては参考程度として下さい。)
ラッコキーワードで調べる場合
さらに多くの関連キーワードを調べるには
ラッコキーワード
を使います。
ラッコキーワードの場合、サジェストキーワードは無料で調べられますが、それぞれのキーワードの検索ボリュームまで調べるには、
有料の「エントリープラン」(528円/月)にアップグレードしてサジェストプラスを使う必要があります。
サジェストプラスにアップグレードすると下記のメリットがあります。
- 更に多くのサジェストキーワードが取得できる
- 複数の検索エンジンのサジェストも取得できる
- 月間検索数や広告CPC、広告競合性を画面上で取得できる
- 検索結果キーワードの再調査メニューが豊富
- 競合サイトの流入キーワード調査が可能
キーワードプランナーよりも圧倒的に多くのサジェストキーワードが取得できるようになるのが大きなメリットです。
また、Google広告アカウントに課金実績がない方は、キーワードプランナーでは大よその検索数しか調べられないので、
最初からラッコキーワードのサジェストプラスを使った方がいいかもしれません。
また2023年4月に、下記のAIによる提案機能が追加さました。
- キーワードをもとに検索意図に沿った記事タイトル案
- キーワードをもとに検索意図に沿った関連する疑問を提案
- キーワードをもとにAIが保有するデータから関連する他のワードを提案
後述するBERTアップデートに対応するためにも、AIによる検索意図を考慮したキーワードや疑問の提案機能は、これからコンテンツのテーマ決定に重要になってくるでしょう。
また「競合サイトの流入キーワード」が2023年6月に、20キーワードまで無料で調査可能になりました。
キーワードごとの現在の順位とGoogleの月間検索ボリューム、推定流入数、広告のCPC、競合性、該当URLが一括で確認できます。
もちろん自社サイトの流入ワードも調べられるので、マークしていなかったキーワードが上位表示してきていることに気付くこともできます。
リストの並び替えやフィルタリング機能、20キーワードまでの制限解除は有料プラン(ライトプラン以上)でしか利用できませんが、無料プランでも調査回数無制限で20キーワードまで調べられるのでとてもオススメです!
ラッコキーワード
の有料プランに契約縛りはありません(※1ヶ月契約)ので、不要になったらすぐに解約できます。
また、申し込む際に期間を「1ヶ月」、自動更新をOFFに設定してエントリープランに申し込めば、1ヵ月後に自動的に無料プランにダウングレードされるためお試しで1ヶ月だけ使いたい方も安心です。
お宝ワードの探し方
このような「ラッコキーワード」や「キーワードプランナー」を使って キーワード選定していく方法は、企業のSEO担当者やプロのアフィリエイターが当たり前のように行っている最低限のリサーチ法です。
無料ツールのみで行えるため、この方法では既に競合が多いキーワードしか見つかりません。 オリジナリティのあるコンテンツであれば全く勝ち目がないわけではありませんが、ドメインの弱いサイトが競合の多いレッドオーシャンのキーワードでSEO上位表示を達成するのは容易ではありません。
そこで、キーワードプランナーの広告の競合性だけでなく、「自然検索で競合性が低い」キーワード、いわゆる「お宝キーワード」を調べる方法についてこれからご紹介していきます。
お宝キーワードの探し方として、ネットでよく紹介されているのがサーチコンソールやGoogleアナリティクスを使った方法。
これはすでにコンテンツSEOをやっていて、ある程度データが貯まった状態(アクセス数がある状態)でないとできない方法なので、これからコンテンツSEOをする場合や公開したばかりのWEBサイトでは実施できません。
既にアクセスがそれなりにあり、データが貯まっているケースでも選定作業に時間がかかる上、見つからないことの方が多く、なかなかお宝キーワードの発見に至りません。
前述のラッコキーワードやキーワードプランナーだけを使って検索ボリュームと広告競合性を確認する方法をお宝キーワードの探し方、として紹介しているWEBサイトもあります。
しかし真のお宝キーワードとはSEO上位表示が簡単な、
- 検索ボリュームがあるのに、超弱いWEBページが上位表示しているキーワード
- クリック単価(CPC)が高いのに、超弱いWEBページが上位表示しているキーワード
です。
「超弱いWEBページ」とは、SEO的に評価の低いページで、各社ツールで独自の基準で判定しています。
その中で有名なのが「ページオーソリティ」と呼ばれるもので、海外のSEOツールの中でも認知が高く信頼を集めている米国の企業「MOZ」が提供するツールで算出した、ドメインのSEOの強さを0~100の数値で表した指標です。
ページオーソリティはそのWEBページのSEOの強さ、ドメインオーソリティはドメイン自体のSEOの強さを表します。ドメインパワーとも呼ばれます。
具体的にページオーソリティが低いWEBページの中には、独自ドメインでない無料ブログやPDFページなどが含まれます。
競合が少ないということで見ると、
- 検索ボリュームがあるのに、allintitle件数、intitle件数ともに少ないキーワード
とも言えます。
google検索で、
- 「intitle: [キーワード] 」と検索することをintitle検索
- 「allintitle: [キーワード] 」と検索することをallintitle検索
といい、
- 「intitle検索」では、検索キーワードがタイトルに最低一つを含んでいるサイト
- 「allintitle検索」では、検索キーワード全てがタイトルに含まれているサイト
が検索結果としてそれぞれ表示されます。
例えば、
- 「SEO対策でおすすめの業者一覧」
- 「SEO対策業者は要らない!」」
- 「おすすめのSEO対策テクニック」
という3つのコンテンツページがあったとして、
「intitle:SEO対策 おすすめ 業者」と検索した場合、
上記3つとも、検索結果に表示対象となりますが、
「allintitle:SEO対策 おすすめ 業者」と検索した場合は、
- 「SEO対策でおすすめの業者一覧」
のみが検索結果の表示対象となります。
つまり、ラッコキーワードやキーワードプランナーで検索ボリュームの多いキーワード一覧を抽出し、その中から、 allintitle件数とintitle件数の少ないキーワード、
もしくは、SEO評価の低いページが上位表示しているキーワードを探し出せば、お宝キーワードを見つけられるというわけです。
(※「allintitle:○○ 本」「allintitle:○○ 書籍」「allintitle:○○ 音楽」など一部allintitle、intitle件数が確認できないキーワードもあります。そういう場合は「allintitle:○○ ○○ 本」というように原因でない側のキーワード「○○」を繰り返してスペースで区切ればallintitle件数に関しては確認できます。)
ただし、検索ボリュームの多いキーワード一覧から、前述の方法でallintitle件数を一つ一つ調べるのは時間がかかりすぎるため現実的ではありません。
お宝キーワードを効率的に選定するためには、次に紹介するような有料のツールを使う必要があります。
キーワードリストからallintitle件数をリサーチするツール
キーワードプランナーやラッコキーワードで抽出したキーワード一覧から、allintitle件数、intitle件数をGoogle検索で一つ一つキーワード検索して調べたり、 キーワードごとに上位表示しているWEBページを一つ一つMOZでページオーソリティを確認していく、、 そんな手間のかかる作業は現実的ではありません。
そこで、大量のキーワードの中から簡単にお宝キーワードの可能性のあるallintitle件数が少ないキーワードを見つけ出すための便利なツール「独走」をご紹介します。
独走のお宝ワードの判定基準は主にallintitle件数です。リサーチをかけると、大量のキーワード(※最大500ワード)候補の中からallintitle件数、intitle件数が少ないものから独自の判定基準を掛け合わせて「お宝」と分かりやすく表示してくれます。
サーバー稼動型の独走は有料(1,980円/月)のツールで、解約縛りもなくオススメでしたが、不具合が頻発していたためか残念ながら現在販売停止しているようです。
現在、キーワード一覧のallintitleを一括でリサーチできるSEOツールとしては「キーワードスカウターST」がオススメです。
キーワードスカウターSTもローカル環境にインストールして利用しますが、利用料は買い切りで5,478円とリーズナブルな上、Google、Yahoo!の仕様変更などに伴うアップデートも無償で対応してくれるので安心です。
ただし対応OSはWindowsのみで、Macには対応していないのでご注意ください。
Googleスプレッドシートを使えば無料でallintitle件数をリサーチできる
GoogleスプレッドシートでGoogle Apps Script(GAS)を書けば、無料でallintitle件数を取得(WEBスクレイピング)することも可能です。
下記のブロガーさんのブログにてサンプルが紹介されています。
allintitleとintitleのタイトル件数一括ライバル調査ツール作ってみた
こちらのサンプルではキーワード一覧をスプレッドシートに貼り付けてスクリプトの実行ボタンをクリックすると一括でallintitle件数を表示してくれます。
allintitleの件数が多いキーワードになると実際の検索結果との差が大きくなる場合もありますが、2桁までのallintitle件数のキーワードであれば、 ほぼ問題ないレベルです。
また、調べるキーワード数が多いと、エラーが出て取得失敗します。 上記サンプルでは、Yahoo!の検索結果(※現在Yahoo!はGoogleの検索エンジンと使っているため、Googleとほぼ同等。)から allintitleを取得しており、 これは、Yahoo!が検索結果のWEBスクレピイングの1日の実行回数や頻度の制限を設けているためです。 (※Googleはさらに制限が厳しくなっています。)
制限はあるものの、前述した有料のツールよりも取得完了までの時間がとても早く、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できるので、キーワード数が少ない場合(100件程度)はこちらの方が使い勝手がいいかもしれません。
スクリプトはJavaScriptなので、JavaScriptが分かる方であればコードを修正して他のデータも取得させるようカスタマイズすることも簡単です。
GoogleのBERTアップデートに注意
お宝ワードの選定のコツとして一つ注意したいのが、「allintitle件数とintitle件数が少ない」ということだけでは判断できないということです。
Googleは、AIベースの検索アルゴリズム「RankBrain」や「BERT」(自然言語処理)などの度重なるアップデートにより、検索精度がとても上がっています。
SEO対策を効果的に行うにはどのようなツールを使えばいいですか?
といった、長い文章の質問(検索クエリ)に対して、
- コンテンツSEOに使えるツール10選!
- サーチコンソールでWEBサイトの問題点を検証する方法
などと、的確に関連性の高い検索結果が返せるようになってきています。
つまり、同義語や類義語、同じ意味を連想させる語句を学習、文脈を理解する精度がとても上がっているため、一昔前までSEOの常識だった「タイトルにキーワードを含むこと」はそんなに重要ではなくなってきているということです。
例えば、下記は「スーツ カビ 落とし方」(allintitle:10件・ Intitle:27,600件・検索ボリューム:170/月)でGoogle検索した結果です。
- スーツにカビが...!クリーニングに出す?自宅で洗える?
- スーツにカビが生えた時の対処方法を紹介!カビの原因や対策 ...
- スーツのカビ取りしたい方必見!応急処置から対策までカビの ...
- スーツにカビが!!スーツのカビ取りと予防方法 - ○○
- 【自宅でOK】スーツに生えたカビの取り方を伝授!すっきり ...
- スーツのカビを自宅で取る方法スーツカビの原因と予防するに ...
- スーツのカビはクリーニングでキレイになる?カビ取りの料金 ...
- スーツのカビを自宅でキレイに!クリーニングに出す前にす ...
- 着ようと思ったらスーツにカビが!お家でできる応急処置と ...
- スーツのカビの取り方3つ!応急処置もあり!クリーニングに ...
allintitle件数が10件で競合が少なくお宝ワードのように見えますが、実際にはGoogleは「落とし方」というキーワードと「対処方法」や「取り」「取り方」「取る方法」「応急処置」「キレイになる」「クリーニング」などは同義と学習しており、ずばり「落とし方」がタイトルに含まれたWEBページよりも他の同義語キーワードが含まれた多くのWEBページを上位表示しています。
(※このケースではずばりキーワード「落とし方」が含まれたWEBページは検索結果15位で掲載されています。)
また同義語のallintitle件数はそれぞれ、
- 「スーツ カビ 取り方」→ 10件
- 「スーツ カビ 取る方法」→ 7件
- 「スーツ カビ取り」→ 39件
- 「スーツ カビ 対処法」→ 5件
- 「スーツ カビ 対処」→ 30件
などとなっており「スーツ カビ 落とし方」のallintitle件数10件を含めると80件を超え、もはやこれらのキーワードはお宝ワードとは言えません。
次は英語とカタカナ表記のパターンで、下記は「骨董品 ライン 査定」(allintitle:7件・ Intitle:15,300件・検索ボリューム:50/月)でGoogle検索した結果です。
(広告)
- LINE査定|骨董品査定ー絵画・茶道具・掛け軸・中国美術
- LINE査定 | 骨董品・食器買取○○
- 簡単!LINEで査定 - 骨董品 買取り○○
- LINE 簡単リアルタイム査定
- スマホで簡単!LINE査定|骨董品買取○○
- LINE無料査定 - 骨董品買取○○
- LINE査定 骨董品買い取り - ○○
- 骨董品のライン査定は簡単にできる?無料のLINE査定方法や ...
- LINE査定 | 骨董品買取・査定なら○○
- LINE査定 - 骨董品買取店○○
allintitle件数が7件で競合が少なくお宝ワードのように見えますが、実際にはGoogleは「ライン」と「LINE」は同義と学習しており、「骨董品 ライン 査定」よりも「骨董品 LINE 査定」がタイトルに含まれる多くのWEBページを上位表示しています。
また「骨董品 line 査定」でのallintitle件数は60件もあり、お宝ワードとは言えません。
要するに、allintitle件数はキーワード選定時の目安(競合の最低限の数の確認)にはなりますが、 「allintitle件数やintitle件数が少ないこと」、つまり「タイトルにキーワードが含まれていること」は重要ではなく、 実際のGoogle検索結果に
- どれだけニーズを満たしているWEBページがあるか
- どれだけ上位表示しているWEBページが強いか
を最終的に確認することが、真のお宝ワードの選定には重要なのです。
ただし、後述するSEOツールではリサーチ時間がかかったり、リサーチできるキーワード数に制限があるため、 大量のサジェストキーワードの中から効率的にお宝キーワードを探し出すためには、やはりまずはallintitle件数をリサーチして事前にお宝キーワードの可能性がないものを除外、篩いにかけておくことが重要です。
SEO難易度が調べられるな有料のチェックツール
前述のようにBERTアップデートの影響により、allintitle件数などを調べるだけでは、正確なお宝判定まではできません。
そこで更に、allintitle件数の少ないキーワードの中から、上位表示しているWEBページの強さ「オーソリティ」をリサーチする必要があります。
各社がリリースしている有料のSEOツールの中には、キーワードごとにSEO難易度を解析してチェックできるものがあります。
SEO難易度の判定基準は各社ブラックボックス化され判定は異なりますが、判定要素の一つとして競合の強さを取り入れていることは間違いありません。
SEO難易度がチェックできるSEOツールの中で有名なものは「SEO MOZ」や「Ubersuggest」「Ahrefs」などがあります。利用料はそれぞれ、
- 「SEO MOZ」スタンダードプラン
・・・ 99ドル(/月)~ - 「Ubersuggest」パーソナルプラン
・・・ 2,999円(/月)~ - 「Ahrefs」ライトプラン
・・・ 12,500円(/月)~
となっており月額1万円ちょっとで利用できるものが多いです。
Ubersuggestのパーソナルプランであれば月額2,999円~とリーズナブルな料金で利用でき、SEO判定が少し甘い(※後述します)ような気がしますが機能的には十分です。
(※いずれのツールも無料プランがありますが、検索回数が数回しかできなかったりキーワード一覧のチェックができないといった厳しい制限があります。)
続いて各社ツールのSEO判定の結果について見ていきましょう。
SEOツール各社のSEO難易度判定を比較
各社ツールのSEO難易度(お宝ワード判定)の判定基準は前述のようにブラックボックス化されているため正確には分かりませんが、判定は各社でかなり異なります。
下記3種類のキーワードで各社の判定を比較、実際のSEO難易度を検証しました。
-
キーワードA:*** **(※月間検索ボリューム: 2,900 / allintitle: 40 / intitle: 1,260 )
検索ボリュームが多い割にallintitle件数が40件ですが、上位表示している競合一つ一つが強い債務整理系キーワードです。
-
キーワードB:*** **(※月間検索ボリューム: 720 / allintitle: 8 / intitle: 530 )
allintitle件数は8件しかないものの、類義語のビッグワードで多くのサイトが上位表示している、BERTアップデートの影響が大きい債務整理系のキーワードです。
-
キーワードC:*** **(※月間検索ボリューム: 880/ allintitle: 8 / intitle: 1,340 )
こちらもallintitle件数が8件しかありませんが、検索ボリュームは一定数ある債務整理系のキーワードです。
-
キーワードD:*** **(※月間検索ボリューム: 210/ allintitle: 1 / intitle: 1,780 )
こちらもallintitle件数が1件しかありませんが、検索ボリュームは一定数ある債務整理系のキーワードです。
下記がキーワードごとの各社ツールの判定結果です。
(※判定計測、SEO対策ともに2022年に実施)
キーワードA | キーワードB | キーワードC | キーワードD | |
SEO MOZ | 7 | 11 | 5 | 5 |
Ubersuggest | 43 | 27 | 23 | 25 |
Ahrefs | 0 | 3 | データなし | データなし |
rishirikonbu.jp / SEO Pack | 68 | 12 | 37 | 23 |
アクセスSEO対策ツールズ | 48.5 | 53.7 | 49.5 | 49.5 |
SEO研究チャンネル | 34% | 40% | 28% | 34% |
Googleキーワードプランナーの広告競合性 | 52 | 60 | 19 | 65 |
WEBaseで実際にSEOを実施した難易度 | 高い | 高い | 低い | 低い |
WEBaseで実際に上記キーワードでコンテンツSEOを行った結果、SEO順位はキーワードAとBでは10以内に表示させるのに6ヶ月以上かかりました。
もちろん、キーワードA、Bでは度重なる更新を繰り返しましたが競合が強く苦戦しました。
(若干キーワードAよりもキーワードBの方が苦戦しています。)
しかし、キーワードCとDは、ともに1ヶ月以内で3位以内に表示させることができ、正にお宝キーワードでした。
(※キーワードCはGoogleの広告競合性が19ですが、収益性のないキーワードではありません。)
SEOのことなので競合やジジャンル、時期的要因などの影響もあり一概には言えませんが、以上の結果を見ると、「アクセスSEO対策ツールズ」「SEO研究チャンネル」のSEO難易度判定は少し分かりづらく、「rishirikonbu.jp」「SEO Pack」の判定は実際の難易度とかなりかけ離れていました。
「Ubersuggest」に関してはキーワードBの判定が甘く、allintitle件数が大きく判定に影響しているような結果となっています。
「Ahrefs」は単純に上位表示しているWEBページの被リンク数の平均を判定に使っているようですが、データが取得できないことが多いです。
お宝キーワード判定が正確さでは、今回は「SEO MOZ」が一番高いという結果でしたが、その差は少し分かりづらい数値でした。
ただし、「SEO MOZ」は無料版では複数ワードのチェックができないなどの制限が多いため、「Ubersuggest」がオススメです。 「Ubersuggest」は無料版でも「3サイト × 30キーワード = 90キーワード」まで、キーワードごとのSEO難易度の調査が可能です。
SEO研究チャンネルのキーワード難易度分析ツールは、1日1回までしか利用できませんが、無料で最大100キーワードまで一括チェック可能で便利です。
(※ただし、現状「SEO研究チャンネル」は混雑状況によりリサーチ結果が出るまでかなり時間がかかるようです。)
SEOキーワード選定方法のまとめ
Googleの検索精度の向上により、単純にキーワード単位での競合性ではSEO難易度の判断はできないため、上位表示させやすいSEOキーワードを選定するためには、ユーザーの検索意図(インテント)を見て判断する必要があります。
検索意図に合ったキーワードの中から、検索意図に応える膨大なWEBページをチェックしてお宝ワード(つまり「競合の少ない検索意図」)を選定するためには、まずはallintitle件数の少ないキーワードを抽出し、その中から検索ニーズを満たしながら上位表示している競合サイトが少ない、または弱いキーワード(検索意図)を見つける必要があります。
SEO上位表示させやすいお宝キーワードの選定を効率的に行う手順をまとめると、
サジェストキーワードをリサーチして検索ボリュームをチェック
Googleキーワードプランナーまたは ラッコキーワード(サジェストプラス 528円/月)を使って関連キーワードを抽出し、検索ボリュームの多いキーワードを抽出する。 (※エクセルやGoogleスプレッドシートなどを使うと便利。)検索エンジンでの競合性をチェック【1】
検索ボリュームの多いキーワード一覧から、allintitle件数の少ないキーワードを抽出する。
(※ キーワードスカウターST(5,478円)を使うか、GoogleスプレッドシートのGASで取得。)検索エンジンでの競合性をチェック【2】
allintitle件数の少ないキーワード一覧から、検索上位のWEBページのオーソリティの弱いキーワードを抽出して、お宝キーワードを選定。
(※ Ubersuggestや SEO研究チャンネル を使うと便利)コンテンツライティング
選定したお宝キーワードをテーマとしてコンテンツを書いていく。
となります。
allintitle件数とSEO難易度のチェック、両方する必要はないのでは?と思うかもしれません。
ただお宝キーワードを見つけるためには、できるだけ多くのサジェストキーワードを抽出する必要があり、キーワード数が多くなるとリサーチにかなりの時間を要しますが、
無料のSEOツールはもちろん、有料のSEOツールも利用回数やリサーチするキーワード数に制限があるため、
お宝キーワードの可能性がないallintitle件数が多いキーワードをまず除外してから、SEOツールで再検証した方が効率的です。
また、キーワードの抽出は、Googleキーワードプランナーよりもラッコキーワードのサジェストプラスを使った方が、多くのキーワードを抽出してくれるので、お宝キーワードが見つかりやすくなります。
以上の方法を実践して、ユーザーのニーズに応えるコンテンツを制作していけば、初心者でもSEO上位表示することは難しくないのでぜひチャレンジしてみて下さい。
リーズナブルなSEO順位計測ツール「Nobilista」
SEO対策キーワードが増えてくると、順位の把握がしづらくなってきて効果的な更新が難しくなってきます。更新が滞って放置状態のコンテンツが大量にあるとSEO上、良くありません。
無料で使えるGoogleサーチコンソールでも順位計測してくれますが、そもそも順位計測に特化したツールではないため、対策ワードごとの月間検索ボリュームや競合性などが一括で確認できないので、効率的にリサーチができません。
そこでご紹介したいのが、登録したキーワードの検索順位を自動的に記録していってくれるクラウドベースのSEO順位計測ツール「Nobilista」(ノビリスタ)です。
前述のSEOツールのような詳細なSEO分析はできませんが、月額990円(※パーソナルプラン / 150ワード)という超リーズナブルな料金で大量のキーワードの順位を把握するのにオススメです。
(※NobilistaでもSEO難易度が確認できますが、Googleキーワードプランナーの広告での競合性のインデックス値を表示しているだけのようです。)
順位計測ツールは他にもたくさんありますが、クラウド版でここまでリーズナブルなツールはなありません。 無料のツールで有名なのは「Serposcope」(英語版のみ)というツールがありますが、キーワード数が増えるとGoogleの画像認証機能に引っかかりエラーが頻発して使えません。(※有料の画像認証を回避するサービスと連携すれば改善可能)
有料のものでリーズナブルなものを下記で比較していますが、Nobilistaには及びません。
Google検索(SEO)順位の調べ方。オススメのチェックツールをご紹介。
ローカルで動作するインストール型であれば、Nobilistaよりも更にリーズナブルな金額、月額495円(登録URL数:5 / 登録キーワード数:500)で利用できる GRC というツールも有名です。
Nobilistaのパーソナルプランで登録できるキーワード数は150個までですが、インターフェイスもシンプルで見やすく快適です。
ビジネスプラン(※登録キーワード数200個の場合、月額1,290円)では登録キーワード数や登録サイト数、競合サイト数を運用中でも100キーワード、1サイト単位で増やすことが可能です。
<追加料金>
- 登録キーワード: 100個 ・・・ 700円(/月)
- ウェブサイト: 1サイト ・・・ 100円(/月)
- 競合サイト: 1サイト ・・・ 100円(/月)
月の途中でプランのアップグレードやプラン内容(キーワードやサイトなどの登録数)を変更した場合はしっかりと日割り計算して請求されるのでとても丁寧です。 もちろんダウングレードも可能です。
ChatGPTが話題となり、同社マイクロソフトの検索エンジンBingのシェアが微増する中、Bingの順位計測や他言語化、地域検索などにも対応予定とのことなので、今後もNobilistaには期待できそうです。
Nobilistaは7日間無料トライアルが可能です。
無料トライアルはクレジットカードの登録なしで申し込み可能です。トライアル終了後に自動課金される心配もありませんので、まずはNobilistaでお宝キーワード探してみてください。
お宝ワードの選定がしやすいSEOツール「Nobilista」の詳細は
無料トライアルはこちら
無料トライアル中でも制限なしで全ての機能が利用できます。
登録キーワードが150個を越える可能性がある場合は、「ビジネスプラン」(※登録キーワード数200個の場合、月額1,290円)で無料トライアルを申し込んでおきましょう。
(※本ページはプロモーションが含まれています。)
- 広告
- 広告