検索エンジンと共存できないSEO業者 13.01.01  (更新: 

前回、「クローラーが被リンクを最も重要視する理由」では検索エンジンが検索結果で表示するWEBサイトを評価するには被リンクを重視するしか現在のところ方法がないことをご説明いたしました。

今回は未だにグレーなSEO対策を行っているSEO業者について考えていきましょう。

「SEO対策とは?」でもご説明した通り、検索エンジンの検索結果の順位は企業にとって収益が大きく左右されます。また、広告媒体としてWEBを利用することは広告費が抑えられ、費用対効果がとても高いといえます。
その中でも大手WEBサイトや検索エンジンに広告(アドワーズやオーナチュア)を出すにはそれなりの費用がかかりますがSEO対策(自然検索)はWEBからの集客の中でさらに費用対効果の高い広告手法です。SEO業者などに依頼せずに独自で行えば広告費は0円になります。

そうなるとSEO対策の需要が増え、SEO業者もクライアントのWEBサイトの順位を上げることに試行錯誤します。
本来の順位をSEO業者の施策によって上げていくのですから、検索エンジン(クローラー)に対していかに良質なWEBサイトを装う(騙す?)ことができるかが大きく影響してきます。
これまでにご説明した被リンクを故意に増やす作業、無意味な被リンク用のWEBサイトを複数立ち上げたり、ワードサラダ(機械的にランダムに単語を組み合わせた文章)によって、投稿系サイトに無作為に被リンク投稿したり、SEO業者の提案で店名を検索されやすい地域名や駅名にしたりとクローラーの評価の仕様を逆手にとったSEO対策は様々です。
このような強引なSEO対策がはびこるのは、需要がとても高いからです。

こういったグレーなSEO対策(検索エンジンではガイドライン違反)を「ブラックハット(※1)」と言います。
ブラックハットはルーチン化(自動化)しやすいものも多く、また関連ワードのクライアント同士であればツールや対策を共用でき、SEO業者にとっては効率がいいものです。

SEO対策は目に見えないものです。こうしたブラックハットSEOは初期作業のみでその後何もしない業者も多く、順位が上がってもクライアントにはSEO業者の作業の影響なのか、また、今後順位の大幅な下落につながるリスクの高い対策なのかなかなか判断できません。
ブラックハットSEOはWEB制作会社やSEO業者であれば、やろうと思えばどんな業者でもある程度は対策はできます。
しかし、お客様のSEOの価値観によってはいかにペナルティを受けるリスクを減らし、短期間で効果のある巧妙なSEO対策(検索エンジンにばれないSEO対策)ができるかが皮肉にも優れたSEO業者といえるとも言えます。また、このようなSEO対策は必ずペナルティを受けるリスクがあり、もしペナルティを受けた際、どのように対処してくれるかがSEO業者選びのポイントでもあります。

このようなブラックハットSEOのみでは、とりあえず順位は上がるのですがそのWEBサイトの本質は何も進歩しない、つまり「時間かせぎ」みたいなものなので将来のためにブラックハットSEOを行うのと同時にWEBサイト内のコンテンツの充実を図っていくべきです。つまりコンテンツSEOも同時に行っていくことが望ましいです。

検索エンジンの嫌うブラックハットSEO対策のみ行い、WEBサイトからの収益に満足していては、ペナルティを受けた時のリスクが大きいでしょう。

Googleのウェブマスターツールに悪質なSEO対策サイトや有料リンクを報告するフォームというものがあります。(https://www.google.com/webmasters/tools/paidlinks
大量のごみリンクやリスキーな有料リンクなどの低質なSEO対策をするWEBサイトはペナルティを受けなかったとしても長い目で見ると被リンク効果が無効にされる可能性は高くなります。
良いSEO業者はブラックハットSEO以外の将来的な視野で検索エンジン(クローラー)に嫌われないSEO対策、コンテンツSEOも同時に行い、提案していきます。

※1・・・ 「ブラックハット」とは逆にユーザビリティを損なわない、健全なサイト構造で作られているSEO対策を「ホワイトハット」といいます。

(※本ページはプロモーションが含まれています。)

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