個人でできる商品開発のアイデア出しのやり方。 24.05.16  (更新: 

商品開発の良いアイデアとは?

アイデアの良し悪しで企業の業績が左右する商品開発。 この商品開発のプロセスには、

  • 市場調査
  • アイデア出し
  • 販売戦略の策定
  • 試作品開発
  • テストマーケティング
  • 製品化して市場へ

といったステップがあり、 小さな企業や個人事業主の方でも費用をかけずに行うことも可能です。
このステップの中でも特に重要で難しいのが「アイデア出し」ですが、 お客さんを無視して自分が売りたい物やサービスを売ってはいけません。
注目されるような競合他社にないユニークで面白い商品アイデアが浮かんでも市場価値(ニーズ)がなければ「良いアイデア」とは言えないからです。 商品である以上「売れること」が最終目標であるため「自分が売りたい」だけ「面白い」だけでは失敗します。
売れる商品のアイデアを出すためには、まず市場のニーズを正確に把握して「お客さんを知ること」が重要です。

ここでは商品開発のアイデア出しのやり方についてご紹介していきます。

既存商品を改良するケース

売り上げの落ちてきた商品の競合商品やトレンドを調査して課題を抽出、改良して新たな価値を付加します。 既存商品のコンセプトを求めるニーズが現状どれくらいあるかを調査し、 少なけれコンセプトを変更、もしくは商品自体を廃止する決断も必要でしょう。

個人で新たに開発する場合でも他社の過去のヒット商品で今は人気が落ちてきているものを調査してみると、ニーズの変化や 新たなニーズが見つかるかもしれません。

ゼロから新商品を開発するケース

良い商品アイデアを企画するためには、まずはコストは考えずに理想を追求、型に囚われない柔軟な発想をしてアイデアをたくさん出していきます。 ただし、最終的なゴールは「売れること」なので思い込みを捨てて、事前に市場のニーズやトレンドを理解しておくことがとても重要です。
現在ほとんどの商品で老若男女ネット検索する時代なので、市場のニーズはほぼ検索エンジンでの検索キーワードに表れています。
企画する商品のターゲットとなる顧客はどのようなキーワードでネット検索しているのか、 またその検索キーワード毎の検索ボリュームはどれくらいあるのか、 これらをWEB上で簡単に調査できる便利な無料ツールが次に紹介する ラッコキーワード です。

消費者のニーズを簡単に調査できる「ラッコキーワード」

消費者がインターネット上の検索エンジン(Googleなど)でどのようなキーワードを使って調べているかをWEB上で調査できるラッコキーワード

「枕」の関連キーワード

例えば、枕関連グッズの商品開発をする場合、 ラッコキーワードの「Googleサジェスト」検索機能で「枕」と入力してみると、 「枕」を含む関連ワード(サジェスト)で最新の検索需要の高いキーワードが一覧で確認できます。

「枕」の関連キーワードごとのGoogleの月間検索ボリューム

それぞれの関連ワードのGoogle月間検索数を見てみると「枕草子」など調査意図の異なるノイズも含まれますが、見込み客の検索と関連がありそうな下記のようなキーワードがいくつか確認できます。
(※画像はラッコキーワードでGoogle月間検索数の多い順にキーワードを並び替えています。)

キーワード(過去の月間Google検索数)

  • 枕(90,500)
  • 枕 おすすめ(74,000)
  • 枕 カバー(22,200)
  • 枕 オーダーメイド(18,800)
  • 枕 おすすめ ニトリ(14,800)
  • 枕 洗い方(8,100)
  • 枕 肩こり(4,400)
  • 枕 選び方(4,400)
  • 枕 首が痛い(3,600)
  • 枕 専門店(2,900)
  • 枕 おすすめ ストレートネック(2,400)

このケースでは、 枕カバーを探しているユーザーが多いことや枕の洗い方が分からないといったニーズがあることが分かります。
つまり、枕という商品カテゴリに関して、お客さんが

  • 何に困っているか
  • 何を求めているか

などが分かるわけです。
また、肩こりやストレートネック、首が痛いといったことを枕の選び方で改善したいニーズや枕専門店を求めるニーズがあることも分かります。

上記では「枕」の関連ワードを調査しましたが、もう少し深堀りして関連ワードの「枕 首が痛い」で更に関連ワードを調査することで「いつ」「なぜ」「どの商品で」首が痛いのか?といった具体的な理由や状況が見えてきます。

「枕 首が痛い」の関連ワード

キーワード(過去の月間Google検索数)

  • テンピュール 枕 首が痛い(720)
  • エアウィーヴ 枕 首が痛い(320)
  • 枕 首が痛い タオル(260)
  • 低反発 枕 首が痛い(170)
  • 寝起き 首が痛い 枕(170)
  • 枕 選び方 首が痛い(90)
  • 枕 首が痛い おすすめ(50)
  • 枕 首が痛い 対処法(50)
  • 枕 低い 首が痛い(50)

枕で首が痛いと感じている人が多いこと、またその具体的な素材や使い方が確認でき、 これらの検索キーワードの需要からニーズを仮定し、商品開発のアイデアの参考にします。

「枕 首が痛い」関連で実際にGoogleで表示される検索結果を見て、競合他社がどのような商品を販売しているか、またそれら商品の特長を洗い出し、 差別化した商品のアイデアが出せないか検討していくといいでしょう。

是非あなたも開発しようとしている商品のキーワードを ラッコキーワード 深堀りして調べてみてください。
ラッコキーワードは関連キーワードは無料で使えますが、キーワードごとの月間検索ボリュームを調べるには、有料のエントリープラン(440円/月)以上に申し込む必要があります。 ラッコキーワードの有料プランは契約縛りもなくすぐに解約できるので、調査が必要な時だけ申し込んで使ってみてもいいでしょう。

良いアイデアは必ず真似される

市場調査を重ねて良いアイデアを出し、苦労して差別化された商品を開発できたとしても、良いアイデアは必ず真似されます。
個人事業で小資本で商品化した場合、最初は順調に売れていても、資金力のある大企業にすぐに真似されて売上が落ち込むでしょう。

アイデアを真似されないようにするためには「特許権」、デザインでは「意匠権」、ネーミングやマークでは「商標権」を取得、ブランドを保護しながら販売シェアを広げるブランディング戦略を行います。
例えば、朱肉なしでハンコが押せる有名な「シャチハタ」(※正しくは「シヤチハタ」)は、他社がアイデアやネーミングを真似したりできないよう開発元のシヤチハタ株式会社によって特許、商標ともに登録されています。
TOTO株式会社の「ウォシュレット」についても商標登録されており、他社が同じような機能のある商品を開発販売する際にはウォシュレットという言葉は使えないため「温水洗浄便座」「温水洗浄トイレ」などの別の商品名で販売しなければいけません。

また、商品アイデアの特許は物だけでなく形のないサービスでも申請することができます。 例えば、WEBサービスやアプリ、ハウスクリーニングの清掃方法や飲食店のサービス提供方法などです。

ただし商品やサービスのアイデアを特許申請するには、詳しい申請書類の準備を行い、通常の出願から審査請求を経て特許取得するまでにかかる期間は4~5年にもなります。 (※出願と同時に審査請求する「出願審査請求」の場合は1~2年)
また、既に同じようなアイデアが特許登録されていたり、特許要件を満たしていないなどの理由で審査に通らないこともあります。
申請費用は自分で行う場合は、数万円で済みますが、内容によっては特許事務所に依頼して100万円以上の申請費用がかかる場合もあります。

面倒だからといって、あなたのアイデアを特許取得せずに商品開発して事業を始めた場合、後に同じアイデアで商品化した会社が特許を申請、取得した場合、 あなたの商品は製造、販売停止に追い込まれる可能性がある (※特許の先願主義)ため、良いアイデア商品を開発して販売シェアを広げたい場合はできるだけ特許を取得しておいた方がいいでしょう。
一方で、特許を出願した際に既に同じアイデアで事業を行っている事業者がいた場合、その事業者は 特許権者の許可なく当該発明を実施することができるとも特許法に規定されています。 (※特許法第79条「先使用権」)
そのため、特許申請すると出願日から1年6か月が経過するとその発明内容が公開されること、 特許の有効期限が20年までであることなどから、あえて特許申請しない企業も増えてきています。

商品の差別化とは

多くのニーズを満たす良いアイデア商品を開発できた場合、他社と差別化ができているため、 広告などで宣伝しなくても自然にクチコミが広がり順調に売れていくでしょう。
しかし、前述の通り特許申請せずに販売を続け、後に競合他社が出した模倣商品がシェアを伸ばしてブランディングされてしまうこともあります。 また、実際には特許申請するまでもないような小さなアイデア商品が他社に模倣されるといったケースも多いでしょう。

商品販売において差別化とは他社に負けない「商品のアイデア」ではなく、 他社と差別化した商品アイデアを迅速に生み出し続ける「商品開発力」です。 商品アイデアは真似されることを前提とし、 日々変化するニーズに素早く対応し、迅速な新商品の開発によって、 真似されないビジネスモデル自体の差別化を図ることが重要です。

(※本ページはプロモーションが含まれています。)

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