なぜ、飲食店はリスティング広告を使わないのか? 17.01.23  (更新: 

なぜ、飲食店はリスティング広告を使わないのか?

費用対効果の高いリスティング広告

リスティング広告は見込み客を絞り込めるのでチラシや雑誌広告、テレビCMなどのマス広告などに比べて、とても効率的で費用対効果の高い広告です。

しかし、飲食業界ではリスティング広告を使って集客できているお店はまだまだ少ないのが現状です。

飲食業界でリスティング広告が少ないということは、つまりリスティング広告では競合が少ないということで、見込み客を獲得できるチャンスです。

それではなぜ、飲食業のリスティング広告が増えないのでしょうか。それは、飲食業の客単価が小さいことにあるでしょう。

ラーメン屋さん、定食屋さんなんてお客さんが一回の食事で支払う飲食料金は1,000円程度、高くても2,000円を超えることは少ないでしょう。

リスティング広告は入札制で、1クリック数十円~数百円、競合が激しいジャンルでは数千円にもなることもありますので、一杯680円のラーメン屋さんで、仮にクリック単価40円で、リスティング広告を出稿すると17クリック以内で来店に結び付けないと赤字になることになります。

実際は経費などもあるのでもっと少ないクリック数で来店させる必要があるので、これでは費用対効果は悪くなりそうですね。

客単価が10,000円を超えるような高級レストランであれば、黒字化できる可能性も出てくるかもしれませんが・・・。

確かに、飲食業界は単価が安く、リスティングなんて費用対効果が悪いと感じてしまいます。

しかし、一回の来店で考えると客単価は確かに安いですが、これをリピート客として考えて戦略を立てる、つまり「LTV(顧客生涯価値)」を考えると初回来店では赤字でも将来的に十分、広告費を回収できる可能性が出てきます。
「LTVから広告費を決定すること」参照)

後からDMなどで販促できるように新規客から個人情報を取得する工夫(ポイントシステムを利用したり、LINEなどのソーシャルアカウントの利用)することで、リピート対策を行っていきます。(見込み顧客のリスト化)

見込み客のリストが集まれば、リピート施策だけでなく、アイディア次第でさらに高額商品や高額サービス(自宅に料理をお届けする定期便や紹介制度など)に結び付けることも可能になります。

そうすると、客単価680円のラーメン屋が1クリック200円のリスティング広告を利用し、1人のお客さんを来店させるのに2,000円かかっても、十分高い費用対効果を得ることも可能です。

アイドルタイム(客数の少ない時間)が全くないというお店はなかなかないでしょうし、飲食業ではどれだけアイドルタイムを減らせられるか、または有効に使えるかがポイントでもあります。

LTVを上げて広告量を増やすことができれば、アイドルタイムも有効に使えるようになるはずです。

一生懸命に新メニューのレシピを考えて、一生懸命、調理して接客するのももちろん大切ですが、もっと売り上げを伸ばすためにマーケティングをしていきましょう。

集客させる、ライバル店に勝つためには、値引きしたり、店の外観や内装をカッコよくリニューアルしたり、お店をキレイに掃除したり、店を広くして客席を増やしたりするだけではありません。もっと効果的で重要なこと、それがマーケティング脳なんです。

(※本ページはプロモーションが含まれています。)

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